小型カメラ・防犯カメラの選び方 ①内部犯行編
そのシーン毎に必要とされる性能は変わってきます。
小型カメラはそもそもの形状が偽装するタイプが多く、
その使い方も工夫次第でスペック以上の能力を発揮します。
職場で盗難が相次いでいる(内部犯行編)
意外と多いのがこのケース。悪意や金銭的に困っているわけでも無いのに、人のものを盗んでしまう。いわゆる『窃盗癖』のある方は想像以上に多いんです。
ストレスや精神疾患などが絡んでくるので、小規模な会社や職場、事務所では発生した時に対応が難しく、また、『本人への説得で治るわけではない』事が非常に問題をややこしくします。
罪を憎んで人を憎まずなどと言いますが、周りの方々にも生活があり、また安心して働ける現場を手に入れる権利があります。
その相手の一生を考えられないのであれば、経営者や責任者が一手を打たなければ環境の悪化やポテンシャルの低下は免れません。
ワイヤレス防犯カメラ
⇒見える所に設置し、『措置を取っていること』をアピールします。
ただ、窃盗癖が精神疾患や障害による物の場合、
自身の抑制では効かない事がありますので、
抑止力としては効果を望めない場合もあります。
防犯カメラ本来の使い道として、『犯行現場の証拠を押える』のであれば、
ターゲットが一人であり、設備投資には大きな金額を掛ける必要が無いため、
工事などの要らないワイヤレス防犯カメラをおすすめします。
室内設置型 小型カメラ
⇒置時計型・ミントケース型・ペン型など多くの偽装小型カメラがあります。
こういった隠しカメラで証拠を上げるケースとなると、
窃盗癖のある対象が行為に慣れていて、中々尻尾を表さない時に考えます。
この時の選択とすれば、できれば24時間録画が可能なタイプもしくは、
動体検知や音感検知などのセンサー付きの小型カメラをおすすめします。
間接照明などで薄暗い、蛍光灯自体が薄暗い(携帯で撮ると暗い)場合は、
『暗視補正機能』を考えると良いでしょう。
またWebカメラに出来るタイプもありますので、
リアルタイム録画や監視も可能です。
Webカメラ
⇒可動式やリモート可動ではない場合、死角が生まれる事があります。
防犯カメラと小型カメラの中間の様な使い方が出来ますが、
常に起動できるPCや無線LAN設備の検討も考える必要があります。
まとめと注意点
穏便に済ませたいのであれば防犯カメラの設置が望ましいです。
その時もしっかりと説明をすることが大切です。防犯目的であると。
と、言うのも事後に『防犯カメラなんてプライバシーの侵害だ』などと反論されることがありますので……。
(問題が起きた時だけ閲覧することと、社員の安全を守ることだと説明すればまず問題はありませんが、いわゆる逆切れは結構疲弊します)
隠しカメラは低予算、短期決戦型とも言えます。
ただ、逆ギレからの『プライバシーの侵害』攻撃も予想されます。
しっかりと『防犯目的』である事を明確にしておきましょう。