防犯あれこれ

もしもストーカー被害にあってしまったら…

ストーカー2

まずはストーカー規制法についてをお読み下さい。
こちらにもいくつかの対処法が書いてあります。

恋愛感情からのもつれや想いが強い場合の視点です。
憎悪やご近所づきあいからのつきまとい行為の場合は微妙に異なります。

やってはいけないこと

1.相手の嫌がらせに大きく反応する
⇒ストーカーの嫌がらせは恋愛感情や想いがある場合、
あなたの反応を求めての事があります。
『こっちに気があるから反応するんだ』
『感情的になるのは本当の事が言えないからなんだね』
など、手前勝手な捉え方をされるのがオチです。
なので“頭に来たから論破してはっきりさせてやる”も意味ないです。
そもそも通常の交際や接触ができないからストーカーなので、
その人物があなたに妄信的になっている時は何を言っても無駄です。
基本は無視。興味すらないことを意思表示しましょう。

2.違う異性に説得してもらう
⇒職場の異性や恋人、場合によっては配偶者であってもです。
『コイツが邪魔をするから』など、やはりフィルターがかかりやすくなり、
嫌がられていると言う事実は無視されます。
余計にエスカレートしたり、その異性にまで被害が及ぶ場合があります。

3.流される・打ち負ける
⇒ストーカーは精神的に追い詰める行動が多いです。
しかも本人には悪気がない場合もあります。
もし、あなたが精神的に疲れて“相手が満足すれば開放されるかも…”
などと考えだしたら危険信号です。
冷静に考えましょう。なぜストーカー行為に及ぶようになったのか。
あなたが通常の手段で対応して、それで引く相手なのでしょうか?
1度あれば2度めがあると考えるとは思いませんか?
“やっぱり間違っていなかった”
と思い込まれた場合、解決には非常に長い時間と根気が要求されます。

基本姿勢

1.無視
相手にせず、毅然とした態度で拒否しましょう。

2.ひとりで悩まない
その気は無くても追い詰めてきます。警察、知人に相談しましょう。

3.防犯意識を高める
戸締まりは勿論、二重ロックやアラームなどを考えても良いです。
夏、網戸で寝るなどはもっての外です。
すでに侵入されている形跡がある場合は小型カメラやセンサー、
場合によっては盗聴盗撮発見器が必要になります。
身の危険を感じたら警察へ。対応のプロに依頼も念頭に入れましょう。

4.行動を把握させない
尾行でパニックを起こし、逃げ帰ることで住居や避難場所を特定されることがあります。
不用意に手紙や郵便物などを捨てると、そこから行動半径を読まれる事があります。
また明かりが漏れることで帰宅時間を特定されることがあります。

5.証拠は必ずとっておく
証拠がなければ警察が動いてくれない場合があります。
録画や録音、写真や物的証拠がなかったら、
それが起きた日付や時間、内容をしっかりメモしておきましょう。
証言の裏付けになる場合があります。

 

まとめ

ひとりで悩まないことと毅然とした対応が必要です。
自信がなければ警察や弁護士などプロの手を借りましょう。
プロの手を借りるには証拠が必要なことがありますが、
そういった事の知恵をかしてくれるのもプロです。
防犯意識をしっかりと持ち、
証拠を押さえることが大切です。

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